NMNの抗酸化活性は肝臓の損傷を防ぐ!中国の最高峰 清華大学で行われた研究

肝障害

中国の最高峰、あの習近平氏も卒業しMITを超えたとされる中国の最先端高等教育の清華大学でNMNを使った実験が行われました。

NMNは今世紀最大の発見と言われ、世界中の研究者がNMNのレポートを出しています。NMNは近い未来全世界の人が日常的に摂取するサプリメントになると言われています。

この記事を読んでほしい人

お酒を飲みすぎる人肝臓が気になる人

この記事の結論

  • NMNを摂取すれば肝障害を防ぐことができる。
  • NMNは細胞の酸化ストレスを軽減する。
肝臓におすすめのNMN
肝臓におすすめのNMN

この記事の本文

初めに

人は細胞レベルで様々な環境に適応できる動物とされています、そして細胞の適応能力は年齢とともにの低下します。これが老化プロセスの根底にあると提唱しています。

中国の最高峰清華大学の研究者とChengting Luo博士は、この適応能力の低下をNMNを摂取することにより回復し老化と戦う事ができると示唆しています。

NMNが肝障害を防ぐ実験

肝障害とは

肝機能障害とは、何らかの原因により肝臓が障害を受けて炎症を起こした状態をいいます。

肝臓に炎症を起こした状態であることから、一般に肝炎と呼ばれます。 肝障害はいろいろな原因で起こりますし、放置することで肝硬変や肝臓がん等に進展することもあります。

ALT・ASTとは

AST、ALTはいずれもトランスアミナーゼとよばれる酵素で、アミノ酸をつくる働きをしています。そして肝細胞の傷害の有無を推定する検査で使われます。

  • ALT・ASTがともに高い:肝障害の可能性が高い
  • ALTが単独で高い:肝障害の可能性が高い
  • ASTが圧倒的に優位に高い:心筋梗塞や筋疾患、溶血性貧血など肝臓以外の病態の可能性が高い

NMNは肝障害を防ぐ

清華大学の研究者とChengting Luo博士は肝障害とNMNの関係を研究する為、マウスである実験を行いました。

アセトアミノフェン (APAP) は肝臓障害を起こす化学物質です、これを使って5種類のマウスを用意しました。

  1. 若い肝臓障害なしのマウス
  2. 老齢の肝臓障害なしのマウス
  3. 若い肝臓障害ありのマウス
  4. 老齢の肝臓障害ありのマウス
  5. 老齢の肝臓障害ありで、NMNを摂取したマウス

この5種類のマウスのALT・ASTを調べるという実験です。老齢は人間でいう約65歳相当です。NMNは500mg/kgを摂取しました。

NMNは肝臓を改善する
NMNは肝臓を改善する

その結果NMNを摂取することでALTは老齢で肝臓障害があっても、老齢の肝臓障害なしのレベルまで改善しました。そしてASTは若い肝臓障害ありのレベルまで改善しました。

NMNが肝臓の酸化ストレスを減少させる事実

酸化ストレスとは

私たちの体は空気を吸ったり、食べた食品の栄養素を燃やしてエネルギーをつくります。この行動を酸化といい、酸化によって細胞が傷つくことがあります。これが酸化ストレスです。

マロンジアルデヒド(MDA)とは

がんや糖尿病など様々な病気の測定対象に使われる悪い化合物です。酸化ストレスで体にマロンジアルデヒドが増えてしまいます。

肝臓のマロンジアルデヒドがNMNで減少する

峰清華大学の研究者とChengting Luo博士は、老化したマウスの肝臓のMDA が減少することを発見しました。さらに、体の酸化を防ぐ酵素Sod2はNMNで活性化することも分かりました。

NMNは酸化ストレスそのものを減らすホメオスタシス(Nrf2)を強化する

ホメオスタシス(Nrf2)は酸化ストレスを調整してくれる最も重要なたんぱく質です。酸化ストレスを感じるとホメオスタシスは細胞核に移動し、そこで抗酸化遺伝子を活性化します。

肝臓を損傷した老齢マウスはホメオスタシスは細胞核に移動できません。しかしNMNを接種するとホメオスタシスは細胞核に移動できました。NMNが酸化ストレスに対する適応を強化し、恒常性を維持することを示唆しています。

まとめ

いかがでしょうか、峰清華大学の研究者とChengting Luo博士は実験でNMNで肝障害を防ぎ細胞の酸化ストレスを軽減することを発見しました。

NMNは若返り遺伝子を活性化し細胞や臓器を若返らせるスーパーサプリメントです。お酒の飲みすぎで傷ついた肝臓の強化が期待されており、世界中で新しい研究が進められています。

肝臓におすすめのNMN
肝臓におすすめのNMN

参照論文

https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/acs.jproteome.2c00167

この記事の監修者