NMNは今世紀最大の発見と言われ、世界中の研究者がNMNのレポートを出しています。NMNは近い未来全世界の人が日常的に摂取するサプリメントになると言われています。
うつ病は心の病気と思われています。
脳内の神経伝達物質のアンバランスにより、気分や感情をうまく調節できなくなり、心身の不調が表れる病気です。しかし中国の杭州にある浙江工科大学の科学者チームが、うつ病の症状を緩和する有益な効果を説明する研究を発表しました!今回はうつ病とNMNについて詳しく解説していきます。
この記事を読んでほしい人
うつ病が気になる人。うつ病の根本的な解決を模索している人
この記事の結論
- 最新の研究でNMNを摂取すると、うつ病の症状が改善され気力が湧いてくることが期待できる。
- NMNはうつ病で引き起こされる体の様々な症状を軽減することが期待されている。
この記事の本文
浙江工科大学の科学者チームリーダーXie博士とその研究チームは、NMNがうつ病に効果があると着目し、マウスを使い実験を行いました。
うつ病の強制水泳実験
実験内容はコルチコステロンといううつ病を発症させるストレスホルモンをマウスに注射し、マウスをうつ病状態にします。
そして水泳テストをするのです。とても過酷な水泳で、強制水泳テストと呼ばれます。一定時間水の中で泳がせ、泳ぐことを止めてしまうと死んでしまいます。通常心に問題がないマウスは死ぬまで泳ぎ続け、うつ病のマウスはすぐに泳ぐことを諦めて死んでしまうのです。
Xie博士は
- 正常なマウス
- コルチコステロンを投与したうつ病のマウスと
- 2週間NMN (300 mg/kg) を投与したうつ病のマウス
に水泳テストを行いました。
するとその結果、心に問題がないマウスは最後まで泳ぎ続け、うつ病のマウスはすぐに泳ぐことを諦めて死んでしまうのです。そしてNMNを投与したマウスは、正常なマウスより一生懸命泳ぎ続けたのです。
若返り遺伝子のSIRT3(サートスリー)がうつ病性障害の原因物質を抑制する。
うつ病はどのように心から体に伝播していくかというと、まず精神的ストレスを受けると体のエネルギー分子であるアデノシン三リン酸 (ATP) の産生が減少します。すると細胞の発電所であるミトコンドリアが機能不全となり体にうつ病の症状を引き起こすとされています。
Xie博士と浙江工科大学の研究チームはミトコンドリア機能を促進する事でうつ病の改善を試みました。そしてNMNにより体内のNADレベルが上がりミトコンドリアのエネルギー生産が強化するのを発見しました。
またNADが第3の若返り遺伝子SIRT3(サートスリー)をレベルアップさせミトコンドリアの健康を調節する事を発見しました。
まとめ
Xie博士と浙江工科大学の研究チームは、NMNの補給がSIRT3活性を効果的に高めて海馬と肝臓のミトコンドリアのエネルギー代謝を改善し、うつ病のような行動を緩和できることを示しました。
人間を使った実験はまだ行われていませんが、科学者たちは次のステップとして豚などのサイズが大きい動物で検証し近い将来に人がNMNで精神的に元気になる未来が来ると予感しています。