今回も、前回に引き続いてNMNが目にもたらす最新の研究について解説していきます。ハーバード大学医学部のVavvas教授と同僚が発表したNMNが加齢性網膜剥離後の目を保護するお話です。
この記事を読んでほしい人
- ドライアイ疾患で悩んでいる人
- 加齢性黄斑変性症で、根本的な改善方法を模索している人
- 網膜剥離になってしまった人
- 緑内障で、悪化する前に改善方法を探している人
前回のブログを読んでいただいたほうがスムーズにご理解いただけると思いますので、まずはこちらを見て下さい。
この記事の結論
- 網膜剥離による光受容細胞死がNMNにより50%以上減少した。
- 網膜剥離の原因の一つは酸化ストレスだが、NMNが抗酸化物質 HO-1 のレベルが増加し、酸化ストレスを正常化させた
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6. NMNが網膜剥離後の眼細胞を保護する(前話の続き)
加齢による目の怖い病気
加齢による目の病気である加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、網膜剥離は失明に繋がる怖い病気です。
これらの病気は、加齢により網膜色素上皮と呼ばれる視覚細胞に栄養を与える細胞層から光受容体(目の中の光を感知する細胞)が分離することで始まります。
光受容体が分離すると細胞死、細胞ストレス (酸化ストレス)、および炎症を起こしますが現在この分離を止める薬による治療法はありません。
網膜剥離のマウスがNMNを摂取すると光受容細胞死が減少
ハーバード大学医学部のVavvas教授は網膜剥離を起こした加齢のマウスに、早い段階でNMNを摂取させました。NMNを250 mg/kg と 500 mg/kgを注射すると網膜剥離の24 時間後に光受容細胞死がそれぞれ 52.7% と 71.0% 減少したことが観察されました。
酸化ストレスによる目の病気の促進をNMNが止める
酸化ストレスとは
酸化ストレスとは、ファーストフードやコンビニ弁当など不健康な食生活、身体的および心理的ストレス、喫煙、飲酒などにより体の細胞を傷つける活性酸素が増加し、細胞の有害な影響を中和または修復する抗酸化能力が弱くなる状態を言います。
酸化ストレスは、脂質、タンパク質、および DNA に損傷を与える可能性があり、さまざまな細胞機能障害や組織損傷を引き起こします。神経変性疾患、がん、心血管疾患、糖尿病、老化など、さまざまな健康問題の発生に関与しています。
NMNが抗酸化物質(HO-1)を増加させた
ハーバード大学医学部のVavvas教授は、酸化ストレスが原因による光受容体の細胞死をNMNが減少させることを発見しました。光受容体の細胞死はタンパク質カルボニルと呼ばれる、損傷を示すタンパク質の成分が大幅に上昇していることを確認し、これが酸化ストレスによる証拠を突き止めました。
そして網膜剥離のマウスにNMNを摂取させると、抗酸化物質 HO-1 のレベルが増加し、酸化ストレスを正常化させました。
まとめ
いかがでしょうか!ハーバード大学医学部は、加齢による目の病気は、まず目の細胞に栄養を与える光受容体が目からはがれるのが始まりですが、
NMNは光受容細胞死を50%以上減少させ、さらに目の抗酸化物質 HO-1 のレベルが増加し、酸化ストレスを正常化させ網膜剥離を減少させることを発見しました。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンよりもNMNのほうが断然凄そうですね!
次回はNMNがドライアイ疾患の炎症を軽減する研究について解説していきます。
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参照文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33373320/