1. はじめに
加齢に伴う目の病気はとても怖いですね。今回は世界で研究されている、NMNが目に与える素晴らしい効果について、最新の研究をすべて網羅して完全保存版で解説していきたいと思います。
2.NMNとは?
NMN の定義と説明
NMNはニコチンアミドモノヌクレオチドといい、細胞が消費するエネルギーや細胞分裂に関与する天然分子です。体内で自然と生成される物質で、ブロッコリーや枝豆にもほんの微量含まれています。
体内にはNAD+ (ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド) という細胞のエネルギーや細胞の寿命に大きく関係している物質があり、このNAD+は年齢とともに低下します。その為人は老けるのです。
NMNはこのNAD+ (ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド) を増加させる働きがあります。
NMNは近年世界で爆発的に人気が急上昇しており、代謝の改善、酸化ストレスと炎症の軽減、脳と心血管機能の改善など、健康に潜在的な利点がある可能性があることがいくつかの研究で示唆されています。
NMN のさまざまな形態 (サプリメント、クリームなど) についての考察
NMNは様々な形で商品が売られていますが、元の原料は同じNMNの粉末です。それをクリームに混ぜたり化粧品に混ぜたり、カプセルにしてサプリメントとして売っています。
経皮クリームや経口補給以外にも静脈注射でNMNを摂取する方法があります。
それぞれのメリットデメリットは以下の通りです。
経口補給
これは、カプセルの形でNMNサプリメントを摂取することが含まれます。
■経口補給のメリット
- 摂取する分量が正確
- 保存が簡単
- 自宅で簡単に摂取できる
- ブロッコリーなどの食品から摂取するNMNよりも吸収率が高い可能性がある
■経口補給のデメリット
- 良心的なサプリメント会社でないとNMN分量のごまかしや、天然酵母のNMNでない可能性が高い。
- NMNサプリメントは販売されていない国もある。
- 実際に吸収されるNMNの量は、個人の代謝で異なるケースがある。
静脈注射
これは注射によって血流に直接 NMN を投与することが含まれます。
■静脈注射のメリット
- NMNをダイレクトに摂取するので接種ロスがない。
- 吸収の問題や消化器系の病気の人には効果的
■静脈注射のデメリット
- 医療行為になるので医療専門知識が必要
- 不快または痛みを伴う
- サプリメントより高価になる
経皮吸収
■経皮吸収のメリット
- 経口または静脈内投与よりも吸収が低い可能性があります。
- 吸収の問題や消化器系の病気の人は、その問題を回避できます。
- アトピーなどの皮膚の疾患には直接NMNを送り込み、症状の改善が期待できる。
■経皮吸収のデメリット
- NMNの経皮吸収は、経口摂取に比べ研究がまだまだ研究途中です。実際に皮膚から吸収されるNMNの量は限られている可能性があります。
- 人によっては皮膚の炎症やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
- 一部のNMN製品の品質と安全性は疑わしいケースが多いです。
3. 第1回のまとめ
いかがでしょうか、NMNと目に関する研究は進んでいるので第1回はNMNとその接種の仕方について解説させていただきました。NADやNADHは胃などの消化器官で90%以上が破壊されますが、NMNは消化器官で分解されず素早く血中内吸収されるので、静脈麻酔とサプリメントの吸収度合いに差はほとんどないと考えられています。次回から目のための NMN の利点、そして具体的な研究について触れていきます。